『フェイクマミー』衝撃ラスト ネット戦慄「マジで怖い」「狂ってんな」【ネタバレあり】 - 産経ニュース
俳優の波瑠と川栄李奈がW主演を務めるTBS系金曜ドラマ『フェイクマミー』の第5話が3月7日に放送され、その衝撃的なラストシーンが視聴者の間で大きな話題となった。本作は全く異なる背景を持つ二人の女性が、母親のなりすましという秘密契約を交わしながら繰り広げる、嘘とトラブル満載のファミリークライム・ドラマである。
主人公の花村薫(波瑠)は大手企業からの転職に苦戦する中、元ヤンシングルマザーでベンチャー企業「RAINBOWLAB」社長の日高茉海恵(川栄李奈)と出会う。薫は茉海恵の娘・いろはの家庭教師として働き始めるが、やがて茉海恵から「お受験当日に代わりに“ママ”として面接を受けてほしい」と頼まれることに。「母親業のアウトソーシング」という大胆な提案に基づき、二人は禁断の“フェイクマミー”契約を結ぶ。
物語のクライマックスは第5話に訪れ、いろはの本当の母親が茉海恵であることが明かされる衝撃の展開となった。花村薫は智也(中村蒼)と再び面談し、智也から茉海恵といろはに直接会いたいとの提案を受け、四者面談が実現する。一方で、茉海恵が経営する「RAINBOWLAB」の製品である「ごほう美アイス」は好調な売れ行きを見せ、竜馬(向井康二)はヘッドハンターからのスカウトに心揺れる姿も描写されている。
さらに、三ツ橋商事の慎吾(笠松将)は敵対企業であるRAINBOWLABに対して不穏な動きを見せ、物語に緊迫感を加えた。薫と茉海恵は自身の正体を明かしたことで智也の協力を得られたものの、事態は単純には解決しなかった。
とりわけ衝撃的だったのは、いろはの本当の父親であり、いろはの同級生の父でもある慎吾が茉海恵に詰め寄るシーンである。慎吾は「いろはは自分の娘かもしれない」と疑いを抱き、直接詰問するもので、視聴者からは「笠松将のクセ者役は圧巻」「慎吾の恐怖感がリアル」「最後の急接近に背筋が凍った」といった反響が続出した。
今回の第5話は、単に母親のなりすましという設定から一歩踏み込み、家族の絆や裏切り、そして自身の正体と向き合う葛藤といったテーマが緻密に描かれている。主演の波瑠と川栄李奈による巧みな演技が作品の厚みを増し、観る者の感情を強烈に揺さぶることに成功している。